リーマテックはコンクリート構造物の補修材・補強材の製造販売から技術サポートまでお応えします。

PRODUCTS
製品一覧

FRP グリッド増厚工法・
SRS 工法・断面修復工

ポリマーセメントモルタル

サーブ15・サーブ15D

「サーブ」は、高機能性特殊粉末樹脂および特殊短繊維をプレミックスした特殊無機系パウダーからなるポリマーセメントモルタルです。

吹付け・コテ塗り両用タイプで、様々なシーンで活躍します。

サーブ15・サーブ15D
サーブの特長
容易な混錬作業
優れた施工性
高いひび割れ
抵抗性
優れた付着性
優れた耐久性

容易な混練作業

現場で所定量の水と混練するだけで、安定した性状のポリマーセメントモルタルを製造することができます。

優れた施工性

吹付け施工時のはね返りやダレがなく、天井面において最大30mmまで一度に厚付けが可能です。
また、吹付け施工後の左官仕上げが容易で、良好な仕上がり面が得られます。

高いひび割れ抵抗性

高機能性特殊短繊維を配合しているため、乾燥や衝撃などによるひび割れに対して高い抵抗性を示します。

優れた付着性

付着性に優れ、既設コンクリートとの一体化が図れます。

優れた耐久性

特殊無機系材料を主成分としているため、長期にわたって安定した性能を発揮し、耐久性、耐候性に優れています。

サーブの用途
サーブ15
橘梁床版・桁などの増厚補強工事

耐力の不足した構造物に補強材を組合わせて増厚補強することにより耐力を向上させます。
橘梁床版下面・桁などの供用中の増厚工法に適しています。

サーブ15D
RC橋脚などの耐震補強工事

鉄筋やFRPグリッドなどの補強材と組合わせて巻立てることにより耐震性能を向上させます。

トンネル・カルバートボックスなどの増厚補強工事

耐力の不足した構造物に補強材を組合わせて増厚することにより耐力を向上させます。

コンクリート構造物の劣化部分の断面修復工事

鉄筋の腐食によるかぶりコンクリート剥落部分や衝撃などによる欠損部分の修復に適しています。

サーブの施工要領
01

施工面の浮き、脆弱箇所、油性分を除去します。

02

鉄筋部分は錆を落とし、防錆剤を塗布します。

03

下地コンクリートを十分に水洗いし、断面修復材の付着を阻害するものを取り除きます。乾燥後、専用プライマーを塗布してください。

04

ミキサーにサーブ15Dを投入し、練混ぜ水を注入後、約3~5分間練混ぜてください。

05

コテ塗り施工の場合は、下地に3~5mmの厚みでサーブ15Dをしごき塗りしてください。

06

吹付け施工の場合は、材料に適したモルタルポンプ、コンプレッサー、吹付けガンを使用して作業を行ってください。一層の吹付け厚は20~30mm以下程度としてください。

07

2層目以降の施工は、前層のモルタルの締まり具合を確認後、塗り重ねてください。

08

施工後は直射日光、風等が当たらないようにシートがけ養生等を行ってください。また、冬期は保温養生を心がけてください。

標準配合

※左右にスクロールしてご覧ください。

  水/ サーブ15(D) サーブ15(D)(配合量) 水(配合量) 練上り量
サーブ15
1袋配合
1㎥配合
16% 1袋(20kg)
89袋(1.780kg)
3.2L
285L
約11.0L
サーブ15D
1袋配合
1㎥配合
16% 1袋(20kg)
93袋(1.860kg)
3.2L
298L
約10.8L

※気温等により水量は多少変動(3.0~3.4L/袋)いたします。

吹付けシステム例
吹付けシステム例
機器名 サーブ15・15Dの仕様
発動発電機 定格出力25KVA
コンプレッサー 吐出量2.0㎡/min
モルタルミキサー 練上り量80~100L
モルタルポンプ 吐出量5L/min
水タンク 1.0㎥
サーブの施工例
サーブ15
主桁側面増厚補強

主桁側面増厚補強

床版下面増厚補強

床版下面増厚補強

主桁底面増厚補強

主桁底面増厚補強

張出床版下面増厚補強

張出床版下面増厚補強

サーブ15D
道路トンネル吹付け施工

道路トンネル吹付け施工

水路トンネルコテ塗り施工

水路トンネルコテ塗り施工

橋脚吹付け施工(SRS工法)

橋脚吹付け施工(SRS工法)

側壁吹付け施工

側壁吹付け施工

FRP 補強材

トウグリッド

トウグリッドは、カーボン繊維やガラス繊維などの高性能連続繊維を、耐薬品性に優れた樹脂に含浸させながら格子状に一体形成したFRP製コンクリート補強用材料です。

トウグリッド
施工概念図
トウグリッド
トウグリッドの性能

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  品番 引張強度(N/mm²) 引張弾性率(N/mm²)
トウグリッド(高強度カーボン) FTG-C、FTG-CR 1,400 100,000
トウグリッド(高弾性カーボン) FTG-CMR 1,200 165,000
トウグリッド(ガラス) FTG-G 600 30,000
鉄筋 SD295 295 200,000

MCI

鉄筋防錆型 シラン系表面含浸材

MCI-2018

コンクリート構造物の長寿命化を実現させる、浸透移行型気化性防錆剤(MCI)配合シラン系表面含浸材。

NETIS 登録番号:HK-110008-A
土木学会:表面保護工法 設計施工指針(案)準拠
MCI-2018

MCI-2018
製品概要

MCI-2018は浸透移行型気化性防錆剤(MCI)を配合したシラン系表面含浸材です。
MCI-2018は小さな分子で構成されているため、コンクリート内部へ深く浸透し、
コンクリート中の成分と反応し撥水性を付与します。
また、シーラーの機能として表面の細孔をシールし塩化物、雨水の浸入や中性化を抑えます。

特長1

MCI分子が埋設鉄筋に浸透移行するメカニズム

  1. 毛細管現象(表面張力)
  2. 気化・拡散状態
  3. イオン吸着

MCI-2018に配合された防錆剤(MCI)はアミン化合物で、非常に金属との吸着が高く、単独でコンクリートの中の鉄筋に向かって浸透移行後、健全な鉄筋の場合は表面全体に吸着し、また腐食鉄筋の場合は腐食部に吸着し、単一分子の保護性の高い防錆層を鉄筋全体に形成します。

その結果、鉄筋とコンクリート中の塩化物イオン、酸素、水分などの反応による電気化学的な腐食プロセスを抑え、構造物の寿命や耐久性を向上させます。

MCI分子が埋設鉄筋に浸透移行するメカニズム

特長2

シランによる吸水抑制効果が終了した後に、MCIによる効果が発揮され、鉄筋の腐食進行を遅延させます。

MCIをコンクリートに塗布した場合は無塗布に比べると腐食速度は2.5倍、鉄筋に直接塗布した場合は9倍に遅延化されることが確認されました。

またMCIとシランを併用した場合、シランの効果が消失した後からMCIの効果が発揮されると12.5倍の腐食遅延効果が期待されると考えられます。

防錆効果の持続性の比較

特長3

塗布されたコンクリート表面は呼吸性を保ち、蒸気の通気性を妨げません。

特長4

環境にやさしく、亜硝酸塩、リン酸塩、クロム塩を含まず高い安全性を持っています。

特長5

施工が容易で、設備コストの低減が可能です。

施工の流れ
01下地処理
  • コンクリートの脆弱部は全て取り除き、補修を適切に行ってください。
  • 塗布面を乾燥させ、全ての埃、汚れ、油脂分、塗料等が無いきれいな状態にしてください。
下地処理
02撹拌、混合
  • 使用前に製品を撹拌してください。
  • 希釈せずそのまま使用してください。
撹拌、混合
03表面塗布処理
  • ローラー、刷毛、エアースプレーなどで塗布してください。
    ローラーや刷毛を使用する時は、塗布が数分間湿った状態になるまで繰り返し塗布をしてください。
  • 標準的な塗布量は300g/㎡です。
  • 外気温度が施工24時間以内に0℃以下になることが予想される時や、蒸発が極端に早まるような強風下では作業しないでください。
  • コンクリート表面の水分率8%以下。
表面塗布処理
製品特性
成分 アルキルアルコキシシラン 浸透移行型気化性防錆剤(MCI)
外観 透明(やや黄色)
pH 9.0-11.0(1%)
比重 0.87-0.92
包装形態 19L容器
保管 高温、火気の影響を受けない換気の良い冷暗所に保管してください。
保証期間 製品出荷後12ヶ月
その他 使用上の注意事項は安全データシート(MSDS)を参照してください。

トウメッシュ工法

FRP剥落防止材

トウメッシュ

トウメツシユはFRP格子筋と細目ネットからなるコンクリート片剥落防止材です。

FRP格子筋は剥離したコンクリートの落下を防止し、細かなコンクリート片もネットが確実に受け止めます。

トウメッシュ
仕様表

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品番 筋ピッチ
(mm×mm)
断面積
(mm²)
引張弾性率
(KN/mm²)
引張耐力
(KN)
引張剛性
(KN)
引張強度
(N/mm²)
FTM-G4 50×50 13.1 30以上 7.86以上 393以上 600以上
FTM-G6 50×50 35 30以上 21以上 1,050以上 600以上

ストランドシート工法

FRP補強材

ストランドシート

ストランドシートは、樹脂を含浸・硬化させたカーボン繊維やアラミド繊維などのFRPストランドを、シート状に加工したFRPコンクリート補強用材料です。

ストランドシート
仕様表

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強化繊維種類 高強度型
炭素繊維
中弾性型
炭素繊維
高弾性型炭素繊維 アラミド繊維
品番 FSS-HT-600 FSS-MM-600 FSS-HM-600 FSS-HM-900 FSS-AK-120
繊維目付(g/㎡) 600 600 600 900 830
引張強度(N/mm²) 3,400 2,900 1,900 1,900 2,060
引張弾性率(N/mm²) 2.45×105 3.90×105 6.40×105 6.40×105 1.18×105
設計厚さ(mm) 0.33 0.330 0.29 0.43 0.57
製品幅(mm) 500
製品長さ(m) 3.0

特殊ポリマーセメントモルタル プレミアムサーブ15D

自己治癒型サーブ15D

高機能性特殊粉末樹脂及び特殊短繊維をプレミックスした特殊無機系パウダーからなるポリマーセメントモルタル サーブ15Dに自己治癒型添加材を加え、自己治癒機能をあわせもったサーブ15Dを開発しました。

ひび割れが発生しても水分がひび割れ部に供給されると、自己治癒成分が反応し、ひび割れを閉塞(自己治癒)させます。付着強度が増すことにより層間剥離に対する抵抗性が増し再劣化を防ぎます。

自己治癒型サーブ15D
施工要領
01

サーブ15D+自己治癒材
空練り(約45秒)

サーブ15D 1袋に自己治癒材1袋添加

02

所定の水を加えて練り混ぜ
(3分以上)

サーブ15D 1袋に自己治癒材3.0~3.4㍑ 気温等により変動

03

左官工法または吹付工法

ひび割れ自己治癒機能により、コンクリート構造物の耐久性が向上し中長期的に維持管理に役立ちます。

ひび割れ

ひび割れ

ひび割れ閉塞

ひび割れ閉塞(拡大写真)

自己治癒型サーブ15D試験結果

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試験項目 効果 結果
無添加→自己治癒材添加
試験方法
付着性 付着強度 標準条件 1.6N/㎜²
(主な破断箇所:断面修復材の凝集破壊)
JSCE-K 561-2013に準じる。
1.5N/㎜²以上
多湿条件 2.6N/㎜²
(主な破断箇所:基板の凝集破壊)
低温条件 1.8N/㎜²
(主な破断箇所:断面修復材の凝集破壊)
水中条件 3.1N/㎜²
(主な破断箇所:基板と断面修復材の界面破壊)
JSCE-K 561-2013に準じる。
1.0N/㎜²以上
乾湿繰返し条件 4.1N/㎜²
(主な破断箇所:基板の凝集破壊)
温冷繰返し条件 2.5N/㎜²
(主な破断箇所:基板と断面修復材の界面破壊)
一体化性 圧縮強度 66.2→75.1N/㎜² JIS R 5201_11.2.4に準じる。
21.0N/㎜²以上
曲げ強さ 10.9→13.8N/㎜² JIS R 5201_11.2.4に準じる。
21.0N/㎜²以上
寸法安定性 長さ変化率 0.04%(収縮) JIS A 1129-3:2010に準じる。
0.05%以下

自己治癒型サーブ15Dは、より緻密化することにより強度特性が無添加サーブ15Dより向上し、止水効果も期待できます。

付着試験において、多湿、水中条件、乾湿繰返しの水条件下ではより付着強度が向上します。層間剥離に対する抵抗性が向上します。

桁端部や橋脚の水かかり部、波際の構造物、水路構造物等雨や水の供給される構造物での断面修復及び補強工、被覆工に自己治癒機能を発揮します。

水路トンネル・開水路 補修補強用サーブ15D

水路トンネルや開水路等の水利施設の補修・補強及び表面覆材としても、優れた特性を有します。

施工写真
水路トンネル・開水路 補修補強用サーブ15D施工01
水路トンネル・開水路 補修補強用サーブ15D施工02
水路トンネル・開水路 補修補強用サーブ15D施工03
水路トンネル・開水路 補修補強用サーブ15D施工04
特長

優れた施工性!定量の水と練り混ぜるだけ。

サーブ15Dは、吹付・左官工法どちらにも対応いたします。

高強度ポリマーセメントモルタル

50N/m㎡ 以上の圧縮強度

優れた耐摩耗性!水路コンクリート表面の洗い出しを防ぎます。

水砂噴流摩耗試験10hにおける平均摩耗深さ標準コンクリートの58%

平滑な表面仕上がり!

なめらかな水流を確保します。粗度係数0.0092

洗い出し例

洗い出し例

水砂噴流摩耗試験結果表面

水砂噴流摩耗試験結果表面

粗度係数試験状況

粗度係数試験状況

サーブ15D水砂施設用試験結果

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試験項目 結果 試験方法
一般社団法人 農業事業協会 農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【開水路補修編】(案)
平成27年4月無機系被覆工法に使用する材料・工法の品質規格(例)
中性化抑止性 中性化速度 中性化深さ2.9mm
中性化速度係数11mm/√年
JSCE-K 561-2013に準じる。(促進期間:4週)
中性化深さ5mm以下。
中性化速度係数18mm/√年以下。
付着性 付着強度 標準条件 2.2N/mm2
(主な破断箇所:断面修復材の凝集破壊)
JSCE-K 561-2013に準じる。1.5N/mm2 以上
多湿条件 2.5N/mm2
(主な破断箇所:基板の凝集破壊)
低温条件 2.2N/mm2
(主な破断箇所:断面修復材の凝集破壊)
水中条件 1.9N/mm2
(主な破断箇所:基板と断面修復材の界面破壊)
JSCE-K 561-2013に準じる。1.0N/mm2 以上
乾湿繰返し条件 2.3N/mm2
(主な破断箇所:基板の凝集破壊)
温冷繰返し条件 2.3N/mm2
(主な破断箇所:基板と断面修復材の界面破壊)
一体化性 圧縮強度 63.9N/mm2 JSCE-K 561-2013に準じる。1.0N/mm2 以上
寸法安定性 長さ変化率 0.04%(収縮) JIS A 1129-3:2010に準じる。0.05% 以下
耐摩耗性 摩耗深さ 0.58 水砂噴流摩耗試験(案)(材齢28日、10時間経過後)
標準共試体に対する平均摩耗深さの比が1.5以下
耐凍害性 相対動弾性係数 96% JIS A 1148:2010水中凍結融解試験方法(A法)に準じる。(サイクル数:300)
80% 以上
平滑性 粗度係数 0.0092 粗度係数

ハイブリッドエポキシ樹脂

塩分吸着型エポキシ樹脂コンクリート補修材

塩害 を受けた 鉄筋コンクリート構造物 の補修に!

(港湾構造物や凍結防止剤が散布された橋梁等)

ハイブリッドエポキシ樹脂
JIS A 6024

「建築補修用注入エポキシ樹脂硬質形エポキシ樹脂の品質 低粘度形 冬用」に適合

NEXCO 構造物施工管理要領

「ひび割れ注入工法用エポキシ樹脂系ひび割れ注入材の品質規格の1種」に適合

NEXCO 構造物施工管理要領

「鉄筋防錆材」に適合

機能性吸着剤とは?

・層状複水酸化物の一種

・鉄筋腐食の原因となる塩化物イオン(Cl-)を吸着し、層間に保持している硝酸イオン(NO3−)を交換放出

機能性吸着剤

イメージ図

ハイブリッドエポキシ樹脂の適用工法

・塩害対策ひび割れ注入工法 〜注入材〜

・塩害対策断面修復工法(ADOX工法) 〜鉄筋防錆材及びプライマー〜

・塩害対策床版複合防水工法(ADOX床版防水工法) 〜浸透系防水材〜

その他工法ラインナップ

SRS工法鉄筋固定金具

SRSバンド

SRS工法の鉄筋固定金具です。

補強材としての鉄筋を堅固に固定します。

SRSバンド

その他

コンクリート補修材

セメント・コンクリートから得た様々なノウハウを生かした、補修分野でも特色のあるコンクリート補修材料を提供しています。

コンクリート補修材

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